漢字
- 常用音訓
カ
なに
なん
- 訓読み
いず-れ
にな-う
- 音読み
カ
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U+4F55
何
字源
説文解字
音韻
書体
- 楷書
- 篆書
- 隷書
- 行書
- 草書
古代文字
- 古代
参考文献:::何
- 注解
- *1何は「なにぞ」「いかがぞ」と、疑ひて、問ひただす辭なり。
- *2曷は「なんとして」と譯す、輕く詰る意あり。
- *3胡は曷に同じ、「胡禁不㆑止、曷令不㆑行」の如し。
- *4盍は何不の合字なり「何ぞ何何せざる」と、かへり訓む。孟子「王欲㆑行㆑之、則盍㆑反㆓其本㆒矣」
- *5那は奈何の合字なり、「なんで」と譯す。唐詩「鴻雁那從㆓北地㆒來」
- *6庸は何也、また豈也とも註す「いづくんぞ」とも訓む、晉世家「此天所㆑置、庸可㆑殺乎」また庸何また庸詎とも連用す「庸何傷」「庸詎可乎」の如し。
- *7奚は何也と註す。六書故に「奚・何・胡・曷、一聲之轉、義同」とあり、四字大抵は同意なれども、奚は不思議に思ひ、その根本を推して問ふことを主とす、孟子に「奚不㆑去也」とあるが如し。
- *8詎は巨・渠に作る、同音同義なり「未㆑知詞也」と註す、史記に「沛公不㆔先破㆓關中兵㆒、公巨能入乎」とあるが如し。
- 備考
- #1声符は可(説文解字)
- #2声符は可(か)。古くは荷担する意に用いた。卜文の字形は戈(ほこ)を荷(にな)うて呵する形に作り、呵・荷の初文。(字通)
- #3人が肩に荷をかつぐさまを描いたもの。荷の原字。(漢字源)
- #4字源
- #5韻字「歌」
- #6韻字「哿」