閨門

原文↑↑↑

閨門之内。具㆑禮已乎。嚴㆑親嚴㆑兄。
妻子臣妾。猶㆓百姓徒役㆒也。

書き下し文↑↑

閨門（けいもん）の内、禮を具（そな）へたるかな、親（しん）を厳（たっと）び兄（けい）を厳ぶ。
妻子臣妾（しんしょう）は、百姓（ひゃくせい）徒役（とえき）の猶（ごと）きなり。#1

古典索引
詩歌索引
備考
#1妻子は家内の貴きものなれば、百官（ひゃくかん）のごとし。
臣妾（しんしょう）は家内のいやしきものなれば、徒役（とえき）のごとし。
此の百姓は百官也、徒役は庶人の官に在る者なり。
妻子を斉（ととのふ）るは百官を理（おさ）むる道、臣妾を御するは徒役を使ふ道なり。（熊沢蕃山「孝教小解」）

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