事君

原文↑↑↑

君子之事上也。進思忠。退思過。
順其美。匡救其悪。故上下能相親也。
詩云。
乎愛矣。遐不謂矣。中心藏之。何日忘之。

書き下し文↑↑

君子の上(かみ)に事(つか)ふるや、進んでは忠を尽くさんことを思ひ、退きては過ちを補はんことを思ふ。
其の美を将順(しょうじゅん)し、其の悪を匡救(きょうきゅう)す、故に上下能く相ひ親しむなり。
詩に云はく、
愛を心にすれば、遐(とほ)しと謂はず、中心之を蔵(ぞう)す、何(いづ)れの日か之を忘れん、と。

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