傾
- [1ページ目]
- 傾倚
ケイイ
もたれてたよる。
- 傾偃
ケイエン
たふれふす。
- 傾蓋
ケイガイ
車を駐めて車のかさをかたむけ近づきて語る、一見して故人の如く相親むにいふ。
- 傾向
ケイカウ
かたむきむかふ、なりゆき=趨勢。
けいこう
傾(かたむ)き向かう。進む方向。
- 傾陷
ケイカン
人をかたむけおとしいる。傾覆し陷溺せしむ。
- 傾羲
ケイギ
ゆふ日。=落日。
- 傾葵
ケイキ
葵ヒマハリの日に向ひ傾く如く、深く心を傾けて慕ふ義。
- 傾毀
ケイキ
かたむきくづる。
- 傾危之士
ケイキノシ
詭辯を弄して國を傾け危くする人。
- 傾懷
ケイクワイ
心をかたむけておもふ。
- 傾月
ケイゲツ
入りかけのつき。=落月。
- 傾竭
ケイケツ
かたむけつくす。=傾盡。
- 傾國
ケイコク
國を亡ぼす妖美なる女。
- 傾想
ケイサウ
心をかたむけて思ふ。
けいそう
傾けて想う。回想する。
- 傾耳
ケイジ
耳をかたむく、注意してよくきく。=側耳。
- 傾瀉
けいしゃ
傾け注ぐ。
- 傾邪
ケイジヤ
かたよりて正しからず、よこしま。
- 傾潟
ケイシヤ
かたむけそそぐ。=傾注。
- 傾注
ケイシユ
ケイチユ
かたむきそそぐ。
けいちゅう
傾け注ぐ。心を尽くす。
- 傾仄
ケイシヨク
よこにかたむく。=傾側。
けいそく
横に傾く。
一方にかたよりて正しからず。不正。
- 傾心
ケイシン
心をかたむけて其の方に向往する。
- 傾城
ケイセイ
城をかたむけ亡ぼす、妖美なる女をいふ。又、詩、大雅、膽邛「哲夫成㆑城、哲婦傾㆑城」とあるは智慮ありてさしでかましき女は國を亂るに至るをいふ。
遊女の稱、おいらん。
- 傾側
ケイソク
かたむく。又志をまげる。
- 傾倒
ケイタウ
心をかたむけて感服する、倒は甚だしき義。=心折。
かたむきたふる。
酒を酌み盡す。=傾瀉。
けいとう
心を寄せる。心底夢中になる。
- 傾聽
ケイチャウ
心をかたむけてきく、注意してきく。
- 傾墜
ケイツヰ
かたむきおつ。
けいつい
傾(かたむ)き墜(お)ちる。
- 傾跌
ケイテツ
かたむきたふる。
- 傾吐
ケイト
意見を十分に言ひ盡す。
- 傾頭
ケイトウ
かうべをかたむく、物を考へるにいふ。=傾首。
- 傾囊
ケイナウ
ふくろの中のものを盡く出しつくす。又、財布をはたく。
けいのう
使い果たす。
- 傾破
ケイハ
かたむけやぶる。
- 傾覆
ケイフク
かたむけくつがへす。=轉覆。
- 傾慕
ケイボ
心をかたむけてしたふ。
- 傾盆
ケイボン
ぼんをかたむく、又、急に降る大雨の形容。
- 傾落
ケイラク
かたむきおつ。
- 1ページ目