傳
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- 傳意
デンイ
わが心を他につたへしらす。
- 傳驛
デンエキ
うまつぎ、しゅくば。
- 傳看
デンカン
人より人に傳へてみる。
- 傳疑
デンギ
古事の疑はしき者は、其の儘に傳へる。傳信を見よ。
- 傳記
デンキ
人の一代の事がらを記したるもの、一代記。
賢人の書きたる書物を傳といひ事實を紀錄せるものを記といふ。
- 傳騎
デンキ
指揮官の號令をつたへる騎兵。
- 傳奇
デンキ
小說をいふ。
- 傳棄
でんき
遠方に流罪する。所払い。
- 傳遽之臣
デンキヨノシン
しゅくばにて運送に從ふ忙イソガしき小やくにんの義、士が自分をいふ謙稱。
- 傳玩
デングワン
此より彼に傳へてもてあそぶ。
- 傳敎
デンケウ
をしへをつたへる。
- 傳語
デンゴ
ことづて。=傳言。
- 傳國璽
デンコクノジ
次條(傳國寶)を見よ。
- 傳國寶
デンコクノハウ
帝位に卽く者の讓り受ける印、秦始皇の時作るといふ、始め傳國璽といふ、唐代改めて傳國寶と稱す。
- 傳言
デンゴン
ことづて。=傳語。
- 傳質
でんし
でんち
出仕を求める。
- 傳習
デンシフ
つたへならふ。
- 傳習錄
デンシフロク
書名、三卷、明の王守仁(陽明)が門人の問に答へて其の學を傳授せしものを編したる語錄。
- 傳寫
デンシヤ
つたへうつす。
- 傳舍
デンシヤ
やどや。去る者、來る者、轉轉相傳へて常主なき義。
- 傳車
デンシヤ
しゅくつぎのくるま、驛傳の車。
- 傳受
デンジユ
師より業を傳へ受ける。
- 傳授
デンジユ
つたへさづく。
- 傳誦
デンシヨウ
人人相つたへてとなへる。
- 傳乘
デンジヨウ
しゅくつぎの車に乘る、又、しゅくつぎの車馬。
- 傳稱
デンシヨウ
いひつたへてほめる。
- 傳食
デンシヨク
諸方に轉寓して寄食する。
- 傳書鳩
デンシヨバト
鳩の一種、故郷に歸る特性を利用して、軍事通信の用に供す。
- 傳神
デンシン
人の肖像を寫して其の精神を傳へる。
- 傳信
- 傳㆑信
デンシン
信ずべき事を世人に傳へ示す。
デンシン
古事の信ずべき者は其の儘之を傳へる。
- 傳說
デンセツ
いひつたへ。=口碑。
- 傳染
デンセン
うつりしむ、墨つき。
病氣に感染する、病がうつる。
- 傳祚
デンソ
さいはひを後世につたへる。
- 傳祖
デンソ
つたへてのっとる、祖は法。
- 傳送
デンソウ
しゅくつぎにておくる。
- 傳奏
デンソウ
武家より朝廷に申し上げる事を取りつぐ官職。
- 傳飧
デンソン
飧は小飯なり、少し食ひて一時の飢をしのぐ。
- 傳道
デンダウ
道をつたへ敎ふ。
古來傳ふる所の道。
- 傳道師
デンダウシ
基督キリスト敎を衆人につたへ廣める者。布敎師・宣敎師・牧師。
- 傳達
デンダツ
物を送り屆ける。
- 傳置
デンチ
うまつぎば(驛遞)
- 傳注
デンチユウ
書籍の注釋。
- 傳遞
デンテイ
しゅくばよりしゅくばへ承け次ぎて送る、遞送・驛遞。
- 傳燈
デントウ
法燈を傳ふる義、祖師の法脈を承け傳ふるをいふ。法は暗を照す燈の如し、故に喩ふ。
- 傳統
デントウ
系統をつたふ。又、傳はれる血すぢ。
- 傳馬
デンバ
しゅくつぎのうま。=驛馬。
- 傳播
デンパ
四方へつたはりひろがる。=流布。
- 傳芳
デンハウ
美名を後世にのこす。=流芳。
- 傳發
デンパツ
令を發して出立さす。
- 傳聞
デンブン
うはさにきく、つたへきく。
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