伊
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- 伊伊
イイ
蟲の聲。
- 伊威
イヰ
蟲の名、わらぢむし、おめむし、濕地(しっち)に生じ、體灰白色橢圓形にして數對の足を有す。=鼠婦・蛜蝛。
- 伊優
イイウ
へつらふ貌。一說、呻吟ウメクの聲。
いゆう
ことばが聞きとれない。
- 伊尹
いいん
殷建国の名臣。もと料理人。のち湯王(とうおう)に仕え、夏(か)の桀王(けつおう)を打倒。阿衡(あこう)の職に就いて殷王朝の礎を築いた。
- 伊尹太公之謀
イインタイコウノハカリゴト
天下を治平する策をいふ。伊尹は殷の湯王の相、太公は周の文王の相呂尙、共に古の名臣。
- 伊鬱
イウツ
むしあつき貌。
氣の舒ノびざる貌、心が結ばれふさぐ貌。=鬱伊・鬱陶。
- 伊皋
イカウ
殷の湯王の相伊尹と、唐虞の際の相皋陶と、共に古の良相。
- 伊霍
イカク
伊尹は殷の太甲を桐宮に放きて改悟せしめたる良相、漢の霍光は昌邑王賀を廢して孝宣帝を迎へ立てし名臣。後世逆臣が廢立をはかる義に轉用す。
- 伊吾
イゴ
讀書のこゑ。=咿唔・吾伊。
- 伊周
イシウ
殷の湯王の相伊尹と、周の武王・成王の相、周公旦と、二人共に古の良相。
- 伊州
イシウ
地名、唐代に置く、今の新疆哈密縣に在り。
樂曲の名。
- 伊勢物語
イセモノガタリ
書名、二卷、在原業平の作といへど詳かならず、和歌を主とせる隨筆體の文にして、主として業平一生の行事を記す。
- 伊川先生
イセンセンセイ
宋の程顥の弟、名は頤、字は正叔、宋の哲宗に仕へ、晩に龍門伊水の上に居る、學者伊川先生と稱す(宋史、道學傳)=程伊川。
- 伊望
イバウ
伊尹と太公望と、共に天子を輔佐せし良相。=伊呂。
- 伊傅
イフ
伊尹と傅說と、共に良相。
- 伊孚九
イフキウ
名は海、莘野と號し、別に匯川・雲水伊人・也堂などと號す、孚九は、其の字、淸の吳興の人、南宗畫を善くす、我享保年閒、長崎に來る、淸淡幽秀なる山水を畫きて名あり。
- 伊洛淵源錄
イラクエンゲンロク
書名、十四卷、宋の朱熹撰す、周茂叔(濂溪先生)以下二程子交游門弟子の言行錄。
- 伊洛竭
イラクツク
伊水と洛水との水が竭きる、國の滅亡する前兆とす。
- 伊犂
イリ
河名、新疆省天山北路に在り。
地名、新疆省に屬す、漢の時の烏孫國の地、西陲の重鎭と爲す。
- 伊呂
イリヨ
殷の伊尹と周の呂尙と、二人共に天子を輔佐せし良相。=伊望。
- 伊達
ダテ
はでやかに飾れるよそほひ、はで、いき。「伊達者」=豪華・華奢。
- 伊達政宗
だてまさむね
戦国武将。独眼竜。奥羽に覇を唱えるも時勢許さずして豊臣に帰属。関ヶ原後、徳川に恭順して仙台六十二万石を領す。
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