任
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- 任俠
ジンケフ
ニンケフ
をとこだて、相共に信ずるを任と爲し、是非を同くするを俠と爲す。
- 任子
ジンシ
ニンシ
父兄の廕オカゲにて官に任ぜらるる子。=蔭子。
- 任人
ジンジン
ニンジン
ねぢけびと。=佞人。
- 任意
ニンイ
きまま、心まかせ。=隨意。
- 任運
ニンウン
運命の自然にうちまかせる。
- 任重而道遠
ニンオモクシテミチトホシ
背に負ふ荷は重くして、行くべき道は遠し。士人の責の重大なるに喩ふ。
- 任重道遠者不擇地而息
- 任重道遠者不㆑擇㆑地而息
ニンオモクミチトホキモノハチヲエラバズシテイコフ
重き荷物を負ふて遠き路を行くものは、如何なる地にても休息する。次條(任重而道遠)參看。
- 任期
ニンキ
務に服すべき期限。
- 任官
ニンクワン
官職に任ずる。
- 任國
ニンコク
任所に同じ。
- 任使
ニンシ
人に事をまかせて使ふ。
- 任率
ニンシユツ
うまれつきのまま。修飾を加へず。
- 任所
ニンシヨ
任地に同じ。
- 任縱
ニンシヨウ
きままにしてしめくくりなし。=放縱。
- 任他
ニンタ
ままよ、さもあらばあれ。=從他・遮莫。
- 任達
ニンタツ
氣ままにして禮法に拘泥せず。
- 任地
ニンチ
役目をつとむる所、奉職地。
- 任罷
ニンピ
使役につかる、罷は疲なり。
- 任務
ニンム
つとめ。
- 任命
ニンメイ
人を擧げて官に任ずる。
- 任免
ニンメン
官に用ふるとやむると。
- 任用
ニンヨウ
職をあたへ用ふる。
- 任那
ミマナ
古の國名、朝鮮の南端に在り、新羅・百濟の閒に介在す、今の慶尙南道の地、神功皇后新羅を攻め日本府を此に置く、後に新羅の爲めに滅ぼさる。
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