乾
- [1ページ目][2ページ目]
- 乾嘔
カンオウ
からゑづき。
- 乾艾
カンガイ
もぐさ、ほしたるよもぎ。灸術に用ふ。
- 乾涸
カンカク
川や池の水がかれる、字解を見よ。
- 乾吃
カンキツ
どもること。
- 乾薑
カンキヤウ
しやうがの乾したるもの、藥用とす。
- 乾魚
カンギヨ
魚の乾したる者、ひもの。
- 乾枯
カンコ
かわきて水氣がなくなる。
- 乾喉
カンコウ
のどがかわく、口を極めて說く。
- 乾候
カンコウ
熱帶地方にて、一年内に二囘現るる乾燥する季節。
- 乾燥
カンサウ
かわく。
おもしろみなし、無趣味。
- 乾燥療法
カンサウレウハウ
砲創テツパウキズの療法、洗滌せず、ただ拂拭して繃帶(ほうたい)を施す療法。
- 乾鵲噪而行人至
カンジヤクサワギテカウジンイタル
かささぎが鳴くときは遠行の客が歸り來るしるしなりといふ俗說。
- 乾笑
カンセウ
うはべをよそほひて强て笑ふ。
- 乾癬
カンセン
皮膚病の名、ひぜん、一種の病菌の寄生して起るもの。
- 乾打碑
カンダヒ
石碑の文字を打ちて紙に寫し取るに用ふる墨、松烟に蠟ラフを和して製す。
- 乾竹
カンチク
かれたるたけ。=枯竹。
- 乾啼
カンテイ
うはべのみ悲みて泣く、そらなき。字解を見よ。
- 乾電池
カンデンチ
みづ氣無き電池、レクランセイ電池の藥液を石膏末等に浸して造りたるもの。
- 乾肉
カンニク
ほじし。
- 乾飯
カンパン
ほしいひ。
- 乾板
カンバン
たねいた、寫眞に用ふる感光液を塗りし硝子板。=乾片。
- 乾糒
カンビ
ほしいひ(唐書、郝處俊傳)=乾飯。
- 乾物
カンブツ
食用植物のほしたるもの、干瓢カンぺウ椎茸の類。
- 乾瓢
カンぺウ
夕顏の實の白く柔かき部分のみを、長く薄く裂きて干したるもの。=干瓢。
- 乾沒
カンボツ
水を干ホし竭ツクす如く、財利をきびしく民より取りて己の有とする義。一說に利を得るを乾といひ、利を失ふを沒といふ。
- 乾浴
カンヨク
湯水を用ひずしてゆあみする、夜臥する時、兩手にて身體をこする一種の養生法。
- 乾酪
カンラク
牛乳を精製して、乾しさらしたる食品。
- 乾糧
カンリヤウ
ほしたる食料、ほしいひの類。又飮料に對してすべての食物。
- 乾維
ケンヰ
天を維持する大づな、天の成り立つ大本オホモト
- 乾曜
ケンエウ
日をいふ。
- 乾圓
ケンヱン
天のまるきをいふ。
- 乾剛
ケンカウ
健かにして物に屈せざる德。
- 乾綱
ケンカウ
天ののり、帝王のおほづな、君主の大權。=帝綱・皇綱・王綱。
- 乾基
ケンキ
帝王の事業のもとゐ。
- 乾化
ケンクワ
五代梁の太祖の年號。
- 乾乾
ケンケン
進みて止まざる貌。
- 乾元
ケンゲン
- 乾坤
ケンコン
易の二つの卦の名
轉じて天と地と。
轉じて陽と陰と。
轉じていぬゐ(西北)とひつじさる(西南)と。
- 乾坤淸氣
ケンコンセイキ
天地に滿てる淸き氣。
- 乾坤淸氣集
ケンコンセイキシフ
書名、十四卷、明偶桓撰す、金宋の末より明初に至るまでの詩を集む、去取極めて苟もせず。
- 乾兒
ケンジ
こぶん、手下。
- 乾城
ケンジヤウ
乾闥婆城に同じ。
- 乾淳三先生
ケンジユンノサンセンセイ
朱熹(字は元晦)張栻(字は敬夫)呂祖謙(字は伯恭)
- 乾道
ケンダウ
易に所謂至健の德をいふ、又天の道の義。
宋の孝宗の年號。
- 乾道成男
- 乾道成㆑男
ケンダウハダンヲナス
乾は天にして陽に配す、故に男を成すといふ。
- 乾闥婆城
ケンダチバジヤウ
水蒸氣の作用にて山川城閣などが空中に幻出するもの、俗に海中の蜃ハマグリが氣を吐くに由るといふ。=海市・蜃氣樓シンキロウ
- 乾斷
ケンダン
天子が自ら政を裁決する。
- 乾端坤倪
ケンタンコンゲイ
天地のはて、倪も端。
- 乾竺
ケンヂク
天竺に同じ。
- 乾圖
ケント
天の圖、天象をいふ。
- 1ページ目
- 2ページ目