主
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- 主媼
シユアウ
主人たる老婦人。
- 主意
シユイ
おもなる意味、かんじんなるむね。=主旨。
- 主一無適
シユイツムテキ
心を專らにして他に適ユかず、宋儒が、敬の字の義を解せし語。
- 主因
シユイン
おもなる原因。
- 主要
シユエウ
かなめ、おも、かんじん。
- 主恩
シユオン
君主のめぐみ、又、主人の恩。
- 主我
シユガ
我が心を主としたる我。
己の利益を主として他を顧みざるかんがへ、利己觀念。
- 主客
シユカク
四方の賓客を掌る官名。
主人と客と、轉じて重きものと輕きものと、又、敵と味方と。
- 主眼
シユガン
かなめなるところ、がんもく。=主要・要領。
- 主義
シユギ
理想に進み行く道ゆき。
自己の執り守る一定の方針。
- 主器
シユキ
宗廟の祭器を主ツカサドるは長子の任なり、よりて長子の稱とす。
- 主管
シユクワン
主として管理す。
- 主觀
シユクワン
事物を知覺し、思考し、感動する所のもの、われ。客觀の對。
- 主君
シユクン
君主、天子。
己の主人を尊びていふ。
- 主計
シユケイ
會計を司る官名。
軍隊經理部にて會計を司る將校相當官の名。
- 主權
シユケン
國家を統治する最も高くして强き權力にして、全然不可侵のもの。=統治權。
この主權を有する者を主權者といふ、我國にては天皇。
- 主裁
シユサイ
主となりてきりもりする。=主宰。
- 主宰
シユサイ
つかさ、事物を支配する者。
- 主產物
シユサンブツ
主として製造せらるる物品、副產物の對、石炭瓦斯を主產物、骸炭コークスを副產物とする類。
其の地にて產出する主要物產、我國にては生絲・茶の類。
- 主辭
シユジ
論理學の命題、又、文章の主となる語。=主語。
- 主事
シユジ
主となりて事に當る「東宮主事」
宋の官名。
- 主司
シユシ
試驗官。
係り官。
- 主旨
シユシ
主意に同じ。
- 主使
シユシ
犯罪の謀主となり、他人を指使して罪を犯さしむる者。
- 主者
シユシヤ
主として其の事に任ずる者。
- 主將
シユシヤウ
軍の總大將。
- 主唱
シユシヤウ
主となりて言ひ出す、發頭人となりて說きまはる。=首唱。
- 主上
シユジヤウ
天子を稱する語、人君。
- 主從
シユジユウ
主人と家來と、君と臣と。
- 主臣
シユシン
惶恐といふ如し、發語敬謝の意、主上に在り、臣下に在りて自然に敬恐する義。一說に羣臣に主たる意、人主を斥していふ。
- 主人
シユジン
一家のあるじ。
己が事ふる人。
- 主人公
シユジンコウ
一家の長、又、主となりて事を行ふ人。
小說・脚本の中にて主眼となる人物。
- 主人翁
シユジンヲウ
宿のあるじ、翁は尊稱。
- 主膳
シユゼン
天子の膳部を掌る官(唐書、車服志)
- 主體
シユタイ
目的物となるもの。=本體・本尊。
行爲の本となるもの、客體の對、權利義務の主體は人にして客體は物。
- 主治醫
シユチイ
治療を司る主任の醫者。
- 主張
シユチヤウ
自分の持論。
主宰する。
主として張り持する。
- 主動者
シユドウシヤ
主となりて事を行ふ人。
- 主腦
シユナウ
かしらだちてはたらく人、重要なる人、中心人物、腦は身體中の主要部、故に喩ふ。
- 主任
シユニン
主として事に任ずる者、責任を負ひて專ら事にあたる者。
- 主辱臣苦
シユハヅカシメラルレバシンクルシム
臣は其の主人と生死艱苦を共にする義。
- 主筆
シユヒツ
新聞・雜誌などの記者の首位に在る者。
- 主賓
シユヒン
賓客中の主たるもの。
主人と客と。
- 主父
シユフ
あるじ。おやぢ。
妾が夫を稱していふ。
- 主婦
シユフ
一家をつかさどるをんな。
祭祀に主となるをんな。
- 主文
シユブン
試驗官。=主司。
但書・附言等に對して、本文をいふ。
判決文の第一段、判定の結果及び適用する所の法律を記するもの。
- 主母
シユボ
本妻・正妻。妾が妻を稱する語。
- 主簿
シユボ
帳面チヤウメンを主ツカサドる官。
- 主謀者
シユボウシヤ
主となりて、はかりごとをするもの。=張本。
- 主務省
シユムシヤウ
特に其の行政事務を主宰する官庁、例へば敎育の事は、文部省を主務省とするが如し。=主務官廳。
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- 補足
- 廳