世
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- 世運
セイウン
世の氣運、世のまはり合せ、時世の變遷。
- 世嬰時網
セイエイジマウ
世の中のきづな、わづらひ。
- 世緣
セイエン
世の中のゆかり。=俗緣・塵緣。
- 世家
セイカ
世世祿をうくる家。=世族・世門・世胄。
史記に諸侯王の事を紀するを世家といふ、開國の時より世世相續く意、本紀と其の體を同じくす。
- 世規
セイキ
世ののり、世閒の法度。
- 世紀
セイキ
百年、百年閒。
西曆にて紀元元年より前後に百年づつに區分して算する年數の稱。
- 世及
セイキフ
世襲に同じ。
- 世外
セイグワイ
浮世を離れたる淸らかなる地。=仙境・別天地。
うき世を遁れて高尙にくらすこと。
- 世系
セイケイ
ちすぢ、世世相續の血統。=系統・世統。
- 世卿
セイケイ
代代繼ぎ來りし卿大夫、春秋の時、此の制行はる。
- 世敎
セイケウ
世の中のをしへ、社會の風敎。
- 世子
セイシ
諸侯の嫡子アトツギ古は天子のよつぎ(太子)の義にも用ふ、世世絶えざることを欲する義。
- 世祀
セイシ
よよに傳へ行ふまつり。
- 世事
セイジ
世の中の事がら。
- 世讎
セイシウ
先代よりのかたき。
- 世襲
セイシフ
父子うけつぎて代代に傳へる、襲は受。「世襲財產」=世及。
- 世襲財產
セイシフザイサン
華族の家にて宮内省の認可を得て永く子孫に傳ふる身代シンダイ
- 世情
セイジヤウ
世のありさま、人情、世態人情。
- 世儒
セイジユ
世に歡び迎へらるる儒者。
- 世繩
セイジヨウ
世の中のきづな。=世累・世網。
- 世臣
セイシン
代代其の國に仕ふる家臣。
- 世世
セイセイ
よよ、累代。=代代。
- 世笑
セイセウ
世閒のものわらひ。
- 世態
セイタイ
世の中のありさま。=世情。
- 世智
セイチ
世才に同じ。
セチ
世わたりのちゑ。
- 世胄
セイチウ
世世祿を受け繼ぐ家、又、其のあとつぎ、胄はそうりやう。=世家。
- 世嫡
セイテキ
親の家をつぐべき男子。[*:北史、李彪傳「恢崇㆓儒術㆒、以訓㆓世嫡㆒」」=嫡嗣・冢嫡。
- 世塗
セイト
前條に同じ(世途)。
- 世途
セイト
世の中、世に處する道、世渡りの險夷あるを道路に比していふ。=世路。途一に塗に作る。
- 世統
セイトウ
代代うけつぎし血統チスヂ=世系。
- 世念
セイネン
世の中のおもひ。
- 世範
セイハン
書名、三卷、宋の袁采著す、睦親・處己・治家の三門に分ち、立身處世の道を說くこと懇切なり。
- 世父
セイフ
父の兄、をぢ。=伯父。
- 世紛
セイフン
世の中のもつれ、うき世のごたごた。
- 世標
セイヘウ
世のてほん、世のかがみ。=世範。
- 世變
セイヘン
世の變遷ウツリカハリ
- 世母
セイボ
父の兄(伯父)の妻、をば。=伯母。
- 世網
セイマウ
世の中のきづな、世の中の係累。=世繩・世累。
- 世味
セイミ
うき世のあぢはひ、人の競ひ趨オモムく聲色貨利の類をいふ、世態人情。
- 世務
セイム
この世のつとめ。=時務。
- 世吏
セイリ
代代吏となる資格ある者。
- 世累
セイルヰ
世の中のわづらひ。=俗累。
- 世路
セイロ
世の中、又、世に處してゆく道。=世途。
- 世祿
セイロク
祿を世世にする、子子孫孫に傳ふるふち、世襲の家祿。
- 世論
セイロン
世閒のぎろん、世人の物議。
- 世界
セカイ
よのなか、世閒、宇宙、天地。
過去・現在・未來の三世を世といひ、東西南北上下を界といふ。
同種族の一むれ「動物世界」
一區劃を成せる所。
- 世界主義
セカイシユギ
世界の平和發達を以て標準となし、一國一地方に偏せざるもの。
- 世閒
セケン
人世。
- 世故
セコ
世閒一切の事故。
- 世才
セサイ
社會の事情に通ぜる才、處世上のはたらき。=世智・俗才。
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