丁
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- 丁憂
ウレヒニアタル
テイイウ
父母の喪にあふ。書、說命「王宅㆑憂、亮陰三祀」に本づく。=丁艱。
- 丁丁
タウタウ
木を伐る聲。
杙クヱを打つ聲。
琵琶又、琴の聲。
漏刻ミヅドケイの聲。
碁をうつ聲。
チヤウチヤウ
物を續けて打つ響「丁丁はつしと打つ」
- 丁璫
タウタウ
玉などの相擊つ聲、前條に同じ。=丁當・丁璫・玎璫。
- 丁當
タウタウ
佩玉(腰に帶ぶる玉)の聲。
金釵の聲。=丁東。
- 丁東
タウトウ
佩玉の聲。
風鈴フウリンなどの觸れあふ聲。=丁當・東丁。
- 丁銀
チヤウギン
慶長の頃作りたる銀貨、棒、又は、板に作り、切りて通用す、一枚四十二匁あり。=挺銀。
- 丁數
チヤウスウ
二にて割り切れる數。=偶數。
書册の枚數。
- 丁度
チヤウド
をりよく、あたかも。=恰好。
- 丁日
チヤウノヒ
丁の數に當る日。
- 丁場
チヤウバ
宿驛と、宿驛との中閒。
- 丁半
チヤウハン
すごろくの采の目、二四六八等を丁(偶)といひ、三五七九等を半(奇)といふ。
- 丁幾
チンキ
固形藥料を酒精にとかしたるもの「苦味丁幾」
- 丁役
テイエキ
兵役にあたる者。=丁徭。
- 丁香
テイカウ
丁子を見よ、一說、熱地に生ずる常綠喬木。=雞舌香。
- 丁香魚
テイカウギヨ
臺灣にてひしこ(鯷)=馬鮆。
- 丁艱
テイカン
父母の喪に遭ふ。=丁憂。
- 丁寬
ていかん
前漢の人。梁に将軍として仕えた。易に優れ、易説三万言を著した。
- 丁公被戮
- 丁公被㆑戮
テイコウリクセラル
漢の高祖、楚の將丁公を戮して不臣の罪をあらはしたる故事。
- 丁祭
テイサイ
孔子の祭の名、陰曆の二月・八月の上の丁ヒノトの日に行ふ、故にいふ。=釋奠。
- 丁壯
テイサウ
壯年の男子、わかもの。
- 丁子
テイシ
おたまじやくし。=科斗。
チヤウジ
熱帶に產し、樹は肉桂に類し、葉は柳に似たり、果實は香料又藥品とす、漢名は丁香。
- 丁男
テイダン
年ざかりの男。=壯丁。
- 丁稚
テイチ
少壯のもの。
デツチ
職工又商店などに年限を定めて召使はるる幼者の稱。
- 丁定規
テイヂヤウギ
製圖に用ふる丁字形の大定規。=丁字尺。
- 丁寧
テイネイ
陣中に鳴らして、衆を戒むる鉦ドラ
轉じて、再三懇切に戒む、親切の義とす。俗に叮嚀に作る。
- 丁年
テイネン
一人前になりて兵役に當る年、滿二十歲、唐代は二十一歲。
- 丁夫
テイフ
二十歲前後の壯年の男子。
- 丁夜
テイヤ
今の午前二時、一夜を五更に分ち、甲夜(午後八時)乙夜(十時)丙夜(十二時)丁夜(午前二時)戊夜(午前四時)とす(漢官舊儀)
- 丁蘭刻木
テイランコクボク
孝子傳「丁蘭事㆑母孝、母亡、刻㆑木爲㆑母事㆑之」詳しくは徐盛、逸人傳を見よ。
- 丁零
テイレイ
古の狄種、後ち匈奴の屬國となる、今の露領イルクツク地方。=丁靈。
- 丁令威化鶴
- 丁令威化㆑鶴
テイレイヰツルニクワス
漢の丁令威、仙術を學び、鶴に化して天に昇りし故事。
- 丁翁
テイヲウ
山女アケビの異名。=通草・附支。
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